第X章 評価書(個表)
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2 焼却施設

1)評価対象施設
 評価対象とした施設は2施設であり、それらは表5-3 評価対象施設(焼却施設)に示しています。応募数が少なかった理由として、家畜ふん対象の小規模な焼却炉では、平成11年に制定されたダイオキシン類対策特別措置法への対応がコスト的に困難なため、対応が遅れているためではないかと推測されます。
 評価対象とした施設は、鶏ふん焼却炉と汚水処理汚泥等の焼却炉(参考施設)です。このうち、後者の施設は家畜ふん尿を対象としていませんが、この技術は、家畜ふんを対象としても十分に成立する技術であり、紹介事例以外に家畜ふん尿を対象とした施設を納入した実績があります。当該メーカーは、技術実証試験を重ね十分な装置設計の技術を保有していることなどから、参考施設として評価書を掲載することとしたものです。
 評価書を掲載した焼却施設は、いずれも連続式焼却炉で、1例は横型(ストーカ方式)炉、参考施設として掲載した事例は縦型(流動床)炉です。これらの施設について、総合評価のコメントを付して掲載しました。焼却炉の検討に当たって選定対象とする場合は、経営形態の類似した、すでに導入している農場等における稼働実績を十分聞き取り調査で確認してください。


表5-3 評価対象施設(焼却施設)

施設No. 企業名 方式区分 飼養畜種・規模 処理対象 掲載
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[連続式横型焼却炉 I-1] ユエスビ 連続式ストーカ焼却炉 採卵鶏1,200千羽 鶏ふん 194 797
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(参考施設)
[連続式縦型焼却炉 I-2]
(株)永石エンジニアリング 連続式流動床焼却炉 - と場汚泥、スクリーン滓 200 919
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