豚のふんは、多くのエネルギーが残っているので、適切な条件がそろえば堆肥化温度が上がります。しかし、水分が多いと、通気性を確保できないために不適切な条件となり、温度が上がりにくくなります。簡便モミガラ堆肥調製法は、大量のモミガラで通気性を確保し、米ぬか等の熱量が多いものを添加することで、水分の多いスラリーでも発酵温度が上がるようにする方法です。
簡便モミガラ堆肥調製法では、スラリーの余分な水分は、排汁として排出されます。この排汁は、別途処理が必要なので、スラリーの水分が低いほど処理が容易になります。また、あまりに水分が多いと、排汁がモミガラを通り抜け切らなくなり、これ以上のスラリーを投入できなくなってしまいます。なるべく洗浄水等の不要な水分の混入を避けるようにしてください。水分の目安は95%以下です。
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