株式会社モリプラント
中和・洗浄脱臭方式 薬剤洗浄法 （薬液噴霧・中和法）
九州支店技術営業部 原口策真
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九州支店 〒899-5215 鹿児島県姶良郡加治木町本町171
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| (１)商品名 型式等の区分 |
薬液噴霧脱臭法 |
| (2)処理対象 | 豚舎・鶏舎・鶏糞乾燥機の臭気 |
| (3)処理風量 | 18,000m3/分 |
| (4)施設概要 | 鶏糞（ブロイラー・レイヤ）攪拌発酵処理施設やウインドレス畜舎（豚舎・鶏舎）換気設備から排出される悪臭ガス源の粉塵除去及び脱臭を行う施設。 |
| (1)飼養畜種・飼養規模 | ||
| ①飼養畜種 | 豚 | 母豚2,400頭繁殖農場（ウインドレス豚舎から排出される臭気を対象） |
| ②飼養規模 | 2,400 | 頭 |
| ③ふん尿量 | 56 | トン/日 |
| (2)畜舎構造 | ウインドレス豚舎 | |
| (3)畜舎面積 | 7,148 | m2 |
| (4)堆肥化、汚水処理施設の有無 | ||
| ①堆肥化処理施設 | あり | （直線型攪拌発酵施設） |
| ②汚水処理施設 | あり | メタン発酵処理後、消化液は浄化処理 |
| (5)施設所在地 | 鳥取県 | |
(1)フローシート
| (2)主機となる設備 | 微霧ノズル付換気ファン、高圧ポンプ、貯水槽 | |||
| (3)施設設置年月日 | 2001年7月 | |||
| (4)処理対象 | 豚舎・鶏舎・鶏糞乾燥機の臭気 | |||
| (5)施設のシステム構成 | 本施設は、フローチャートに示したように、ウインドレス豚舎の側壁に複数基設置した微霧ノズル付換気ファンの他、貯水槽及び高圧ポンプで構成される。豚舎から発生するアンモニアを主体とする臭気や粉じんは、ファンを介して施設外へ排出される際に、微霧により除去される。 | |||
| (6)付帯設備 | 該当しない。 | |||
| (7)施設の特徴 | ||||
| ① | 濃度は低いが周辺に漂って悪臭苦情の原因となる、畜舎や堆肥発酵施設等から排出される粉じんを伴った大風量の臭気を除去する脱臭方法である。 | |||
| ② | 噴霧脱臭方式であり、井水または井水に飲料水程度の次亜塩素酸ソーダを添加した水を微霧状にして、換気ファン出口で悪臭ガスと強制的に向流接触させることで悪臭物質を微霧に吸着させている。微霧に吸着した臭気物質は、草や土壌面に付着して生物分解や酸化分解により除去される。【特許第3598443号】 | |||
| ③ | 本格的な脱臭処理施設を設ける用地がない場合や設備費用をかけられない場合に、小スペースに低コストで設置できる。また、噴霧水量が少ないので水処理設備が不要である。 | |||
| ④ | 施設はシンプルであり故障がほとんどないため、維持管理が容易である。 | |||
| (8)処理能力 | ||||
| ① | 計画処理風量 | 18,000m3/分 設計処理風量：18,000m3/分×24時間/日（連続） | ||
| ② | 計画運転時間 | 24時間/日 | ||
| (9)処理性能 | ||||
| ① | 脱臭排ガス処理目標 | 臭気濃度10以下（排出口） | ||
| (10)施設設置面積 | 10㎡（脱臭施設のうち貯水槽、高圧ポンプのみ） | |||
| (1)施設の稼動実績 | ||||
| ①実稼動処理風量 | 2,200～18,000 | m3/分 | 実稼働処理風量：室内温度により、換気ファンの回転数を12～100％の範囲で自動制御 | |
| ②稼動時間 | 24 | 時間/日 | ||
| ③年間稼動日数 | 365 | 日/年 | ||
| (2)施設の運転にかかわる日常作業量 | ||||
| ①常勤者 延べ時間 | 延べ | 0.1 | 時間/週 | 0.5時間以下/月 |
| ②非常勤者 延べ時間 | 延べ | 0 | 時間/週 | |
| (3)残渣の発生量とその処理 | 0 | トン/年 | 噴霧液は一部自然蒸発、その他は土壌面に付着して生物分解・酸化分解により除去 | |
| (1)処理施設の建設費 （土木建築、設備機器） |
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備考 |
| 施設建設費 | 16,200 | 千円 | |
| (2)年間処理経費 | |
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| ①施設の減価償却費 | 972 | 千円/年 | （土木建築20年､設備15年耐用） |
| ②維持管理費の合計 | 300 | 千円/年 | （電力費のみ） |
| ③年償却費と維持管理費の合計 | 1,272 | 千円/年 | |
| ④製品販売収入 | 0 | 千円/年 | |
| ⑤年間処理経費合計 | 1,272 | 千円/年 | （年償却費+維持管理費-販売収入） |
| (3)処理経費原単位等 | |
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| ①ふん尿処理量1トン当たり | 62 | 円/トン | |
| ②出荷豚1頭当たり | 27 | 円/頭 |
| (1) | 原臭の濃度によっては、次亜塩素酸ソーダの貯留施設が必要となる場合がある。 |
| (2) | 脱臭対象施設の臭気が満遍なく換気されるように、新鮮空気取入口と換気ファンの配置、ファンの能力等を考慮することが必要である。 |
| (3) | 臭気発生源からの発生臭気を低減させるために、ふん尿ピットに鉄塩を添加したり床面を定期的に洗浄することも検討する必要がある。 |
| | 畜種 | 飼養規模 | 施設所在地 | 設置年度 | 備考 |
| (1) | ブロイラー、採卵鶏 | 3,200千羽 | 熊本県 | 2003年 | ブロイラー2,300千羽、採卵鶏900千羽 |
| (2) | ブロイラー | 1千羽 | 鳥取県 | 1994年 |
| (1)適用可能畜種 | 全畜種 | 乳用牛、肉用牛、豚、採卵鶏、ブロイラー等、開放式を除くすべての畜種の畜舎、堆肥舎等から発生する臭気に対応可能。 |
| (2)畜産以外の適用可能原材料等 | 食品産業、飲食店、生ごみ処理、汚水処理等から発生する塩基性の各種臭気に対応可能。 | |
| ① | 畜舎の換気ファンの出口に薬液を噴霧することにより、排気中の臭気物質や粉じんをミストに吸収して除去する簡易処理法である。 |
| ② | 大風量、低濃度の臭気に対して有効な簡易処理技術である。 |
| ③ | 豚舎壁面に設置できるので設置面積は小さく、施工も容易である。しかし、豚舎周辺に粉じんの着脱を行うための緑地等が必要である。 |
| ④ | 日常の維持管理は容易である。施設費、管理費とも安価で、出荷豚１頭あたり約50円である。 |
| ⑤ | 大風量、低濃度臭気を対象とする処理施設として普及性が高い。 |
| 評価年月日 |
 初産用妊娠ストール舎 噴霧脱臭装置 |
 初産用妊娠ストール舎 噴霧脱臭装置稼動時 |
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 経産用妊娠ストール舎 噴霧脱臭装置 |
 経産用妊娠ストール舎 噴霧脱臭装置稼動時 |
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 分娩舎 噴霧脱臭装置 |
 分娩舎 噴霧脱臭装置稼動時 |