固液分離技術の事例紹介と評価
[ 固液分離機 ]
1. 固液分離機の概要(企業からの情報に基づき作成したものである)
企業名
緑産株式会社
分離機の機種
スクリュープレス
使用区分
汚水及び汚泥処理
問い合わせ先・担当者
プロジェクト営業部 藤井満
〒229-1124 神奈川県相模原市田名3334番地
TEL:042-762-1021 FAX:042-762-1531
技術を参照できるURL:www.ryokusan.co.jp
お問い合わせ:sales@ryokusan.co.jp 、またはホームページからお問合せ下さい
概略フローと構造

分離機の特徴
- 高品質スラリー機器のトップブランドBAUER 社製。
- シンプルな構造。分離部の主要なパーツは高品質耐磨耗加工されたステンレス製プレススクリューとスクリーンシーブのみ。
- 手軽な高性能。調整可能なウエイトとシーブサイズの選択により濃度の異なる各種スラリーに適合。固形分出口はフルオープンが可能で詰まりにくい構造。
参考性能:分離固形分の含水率70%(最大絞り時)〜 75%。
毎時処理能力牛スラリー〜 5 m3、豚スラリー〜 8 m3。
- 各部分の取り外しが容易で、メンテナンス性に優れる。
- スクリーンシーブが微細で、分離性能が高い。
設備の主な仕様と性能
形式等 |
出力 |
原料水分 |
目幅mm |
処理量 |
分離固形物水分 |
価格 |
プレスター5500 |
5.5kW |
88 〜 95% |
0.3 〜 1.0 |
〜 5 t / 時 |
70 〜 80% |
310 万円 |
導入実績等
- 乳牛(分離)、30 頭〜、2001 〜 2002 年、8 件
導入に当たっての適応性と留意点
- 汲み上げ前にピット内のスラリーを十分攪拌する。
- 磨耗・故障の原因となるので砂・火山灰等の混入は極力避ける。
- ワラ等長物は詰まりの原因となるので塊での混入を控える。混入した場合は十分攪拌。
- スラリー濃度が極めて低く粒状が極めて細かい(0.3mm 以下)場合は、適応しない。
2. 評価結果(評価委員会による評価結果)
総合評価
- ふん尿汚水と汚泥の兼用分離機であり、分離性能も普通で、実績も多い。
- 所要動力は大きいが、処理能力から見て分離機の価格はやや安価である。
評価チャート
