堆肥の品質と条件
(1) 取り扱い易いこと
- 水分が適度である
70%以下(水分が多いと重くてまきにくい)
30%以上(水分が少ないと、まく時に風で飛散する)
ペレットにするなら水分は少なくてもよい
ふつうの堆肥なら40〜50%がほどよい
- 生ふん臭などの悪臭を発しない
堆肥特有の腐植臭があり、生ふん臭がない
- 病原菌や寄生虫などが存在せず衛生的である
(2)土壌、作物にとって安全であること
- 未分解の易分解性の有機物が多くない
- 生育阻害物質を含まない
- 有害物質を含まない
- 植物病原菌を含まない
- 雑草の種子を含まない
(3)土壌、作物にとって有効であること
- 窒素など植物に養分を供給する
窒素、リン、カリが各1%以上含まれていること
- 土壌の団粒構造など物理的性質を改善する
- 土壌中の微生物やミミズなどの生物活動を維持・増進する
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