家畜ふんなど堆肥原料には分解し易い(易分解性)有機物、ゆっくり分解する有機物、分解し難い(難分解性)有機物が混在しており、堆肥化処理は、この中で易分解性有機物を主に分解させ、物質の安定化を図り、土壌や作物に安全な堆肥として仕上げます。この期間を堆肥化期間と呼びます。
この物質の安定化のためには、家畜ふんのみならば2ヶ月程度、ワラやモミガラなどの農産残渣が含まれると3ヶ月、オガクズのような木質材が混合された場合は6ヶ月程度の堆肥化期間が必要と言われています。
堆肥化期間は、堆肥の腐熟度の判定でも、重要な項目とされています。
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