堆肥仕込み時の水分が仕上がり堆肥の水分に大きく影響します。仮に同一条件で家畜ふんの堆肥化処理を行った場合、仕込み水分を65%〜75%、乾物当たりの分解率を30%と35%のケースで、堆肥の仕上がり水分を試算すると表のようになります。、仕上がりの堆肥水分を下げるためには仕込みの水分を下げ、堆肥化期間を長くして分解率を高める必要があります。副資材を利用した場合は、分解速度が遅くなるため、目的の分解率を確保するためには堆肥化期間を延ばす必要があります。堆肥の総分解率は堆肥化期間に関係します。
下記の試算の例では、仕込み時の水分が65%の場合、30%を下回るような結果になっていますが、乾燥しすぎると微生物の活性が落ちるので注意が必要です。
→途中で水分不足になることがある
仕込み時の水分% | 仕上がり水分 | |
分解率30% | 分解率35% | |
75 | 68.2 | 65.8 |
70 | 54.3 | 47.3 |
65 | 33.8 | 14.2 |
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