容積重は、現場で簡単に測ることができるので、堆肥原料の前処理の状態を確認するのに便利です。以下を参考に測定してください。
1.道具を揃える
重量計とバケツがあれば容積重の測定ができます。重量計は、20kg程度まで測れるものです。体重計でも代用できます。バケツは、10L程度の大きさのものです。重量計に体重計を使う場合は、20L程度あった方が正確に求めることができます。バケツの形状が変わると容積重も若干変わるので、容積重測定用として、専用のバケツを置くようにしてください。
2.バケツの重さと容量を量る
空のバケツの重さを量ります。次に、バケツに目一杯の水を入れて重さを量り、これから空のバケツの重さを差し引いた重さ(kg)を、そのまま容積(L)とします。例えば、空のバケツが0.2kg、水を入れた時が10.5kgならば、バケツの容量は10.3Lです。
3.前処理済み堆肥原料の容積重を求める
バケツに、前処理済み堆肥原料をすり切り一杯入れます。このとき、上から押さえて詰め込んではいけません。次に、その重量を量ります。この重さからバケツの重量を差し引き、バケツの容量で割れば容積重を求めることができます。例えば、上の例で出したバケツを使って、前処理済み堆肥原料の重さを量った時に7.8kgならば、容積重は0.74kg/Lです。
前のページにもどる