通気型堆積発酵法

 ターボブロワーで強制送風を行い、ショベルローダーなどで切り返すことで、撹拌する方法です。単なる堆積に比べて、多くの酸素が供給されますが、堆肥全体に供給できるわけではありませんから、切り返しが必要です。

 通気があるからと言って、原料の水分を多くすることはできません。水分が多いと、送り込んだ空気が拡散せず、堆肥の大部分が酸素欠乏になって、正常な発酵が進みません。一方、過剰な通気は、電気代の無駄になるだけでなく、発酵温度を下げたり、乾燥しすぎて微生物の活性が落ちたりといった悪影響が出ることもあります。



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