堆肥の温度は、条件さえ整っていれば堆積後1〜2日には60℃以上にまで上昇します。この高温が数日間続きますが、そのうち温度が下がってきます。そこで、堆肥を切り返すと、再び温度が上昇します。このようなことを繰り返すと、堆積物の色や臭いが堆肥らしくなり、腐熟が進んだことになります。つまり、一度も温度が上昇していない堆肥や、切り返すと温度が上がる堆肥は、まだ未熟だと判断できます。
温度計があれば判断できる点が優れていますが、きちんと温度が上がったか、切り返しても温度が上がらないかを確認するための手間と時間がかかるのが欠点です。
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