堆積をうまく空気が通り抜けるようにしなければ無駄になってしまう

 空気は、流れやすいところがあると、そこばかりを抜けてしまいます。

 図の発酵槽のように、通気の穴が側壁から50cm以上離れていないと、空気は壁伝いに抜けやすくなります。また、手前の通気の穴から、堆積物の端までの距離が、堆積高さよりも短いと、多くの空気が手前の方に抜けてしまいます。

 前処理でかく拌が不十分だったりして、堆積物の中が不均一だと、空気が抜けやすいところができてしまって、発酵の進みにムラができてしまいます。積み込むローダーの操作が不慣れだったり、発酵槽に徐々に積み込む場合は、この点に注意する必要があります。



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