オガクズ・木屑

　水分調節に広く使われている、オガクズ、木屑等は、年間約547万t(1996年)発生しています。炭素率が高く、多孔質のため吸水性に優れています。木質に含まれるセルロースはリグニンと強固に結合し、あるいは結晶化しているため難分解性です。
　木屑は大きさにより名称が異なり、おおむね数mm以下のものをオガクズ、5mm程度の物をチップダスト、10mm程度のものプレーナー屑といいます。
　副資材としてよく使われるが堆肥化には、半年以上の長い期間が必要であり、未熟ものを施用するとコガネムシ等が発生しやすくなり、作物に障害を及ぼすことがあります。

オガクズ・剪定くずの化学組成（現物％）
種　類	水分	炭素	窒素	炭素率	リン酸	カリ
おが屑	20	37.7	0.05	754	0.01	0.10

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