試しに、乳牛ふんを水分35%に乾燥させた戻し堆肥のみで水分60%に調整して、繰り返し堆肥化してみました。
乳牛ふん
↓
戻し堆肥を混ぜて水分60%にする
↓ ↑
堆肥化 │
↓ │
乾燥して水分35%にする
1番目のグラフにあるように、水分調整後の水分は60%になっています。しかし、2番目のグラフにあるように、水分調整後の容積重が高くなります。これは、戻し堆肥を繰り返すと、堆肥の分解が進んで微細になり、オガクズのような大きな空隙ができなくなるためです。結果として、通気性が悪くなり、3番目のグラフにあるように、発酵温度が上がらなくなります。戻し堆肥を多く使用する場合には、容積重を指標に前処理する必要があります。ただし、戻し堆肥のみで容積重を調整する場合は、容積重を低く設定しなくてはなりません。
→戻し堆肥だけで堆肥化できる
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