コーヒー粕は、焙煎・粉砕したコーヒー豆を熱水抽出した残渣です。家庭や喫茶店からも出ますが、清涼飲料製造会社の缶飲料に使用されたものが大量に出ます。
コーヒー粕は含水率が高く65%程度であり、水分調節剤としては役立ちません。窒素が含まれているものの微生物による分解を受けにくい構造をしているため、成分含量はほとんど評価しなくて良いでしょう。
コーヒー粕は多孔質の形状をしており、pHは弱酸性のためアンモニアの吸着に役立ち、悪臭を防止できる特徴があります。また、粒形のため通気性の改善効果があるなどの特徴もあるため、堆肥化の副資材としては有益な資材です。
→地域特有の有機性廃棄物の利用についてもご覧下さい。
資 材 名 | 水分 | 炭素 | 窒素 | 炭素率 | リン酸 | カリ |
コーヒー粕 | 65 | 18.8 | 0.73 | 26 | 0.81 | 0.15 |
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