飲料メーカーから多量に排出される茶粕は種類が多く、緑茶粕、紅茶粕、ウーロン茶粕以外に数種類の原料を混合した茶粕もあります。茶粕の含水率は高く、水分調節には役立ちません。
分析の例を表に示しましたが、窒素は、緑茶粕に多く含まれています。混合茶粕の例は示していませんが、デンプン質が多く含まれており、窒素は紅茶カス程度と考えられます。
茶にはタンニンが多く含まれているため、脱臭効果が期待できます。タンニンから発生する水溶性フェノールを測定した結果では緑茶が多く紅茶カスは少ない傾向にあります。
→地域特有の有機性廃棄物の利用についてもご覧下さい。
種 類 | 水分 | 炭素 | 窒素 | 炭素率 | リン酸 | カリ |
緑 茶 粕 | 84 | 7.8 | 0.78 | 10 | 0.13 | 0.12 |
紅 茶 粕 | 80 | 9.8 | 0.82 | 12 | 0.11 | 0.11 |
ウーロン茶粕 | 80 | 9.9 | 0.76 | 13 | 0.09 | 0.10 |
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