一般には、オガクズ、バーク、モミガラ、イナワラなどが使われています。他に、古紙粉砕物、建築廃材チップ、コーヒー粕、剪定枝などの産業廃棄物や、変わったところでは砂なども使われています。こういった特殊なものを使う場合は、重金属濃度、堆肥化阻害物質、作物の生育阻害物質、作物の病原菌などに注意するとともに、適切な混合割合を個別に検討する必要があります。
→副資材や戻し堆肥の混合割合
わが国では、事業所から出る廃棄物を産業廃棄物、それ以外の廃棄物を一般廃棄物として分けています。食品工場や農地から出る廃棄物は産業廃棄物です。家庭や地域の活動で出る廃棄物は一般廃棄物です。例えば、地域住民が周辺の草刈りをして出た草は一般廃棄物です。
産業廃棄物の場合、引取料をもらったり、運搬費用を負担してもらったりすると、産業廃棄物処分業と産業廃棄物収集運搬業の許可が必要になります。また、一般に市場で販売されていないものについては、有償無償に関わらず、それらの許可が必要になる場合があります。堆肥場に持ち込んでから問題になったのでは大変なので、そのような可能性がある場合には、都道府県の産業廃棄物担当部署に問い合わせてください。
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