発酵床豚舎(注)
発酵床(踏み込み式、オガコ豚舎、深床、バイオベッド)は、豚舎の中でふん尿の堆肥化が進むので、汚水の発生が少なくなり、除ふんの手間を省くことができます。しかし、きちんとした管理をしないと、悪臭が発生したり、病気が蔓延したりします。以下に従って、利用を検討してください。
- この方法の効果
- 尿汚水の発生がなくなります。ただし、洗浄水等の汚水はあります。
- 除ふんの手間が少なくなります。
- 使用可能な条件
- 肥育豚舎に適しています。繁殖施設にはお勧めできません。
- 豚舎を深床にできなくてはなりません。
- オガクズ等の床材が、固液分離豚舎でふんを堆肥化したときの副資材よりも多く必要です。床材が安く大量に入手できなくてはなりません。
- 豚房当たりの飼育頭数は、スノコ豚舎等よりも少なくなります。
- 多量の堆肥が出るので、利用先を確保できなくてはなりません。通常の豚ふん堆肥よりも、窒素やリンに比べてカリウム濃度が高い堆肥になります。
- 床のマメな管理が必要です。
- 寄生虫と坑酸菌症のない導入豚が必要です。
- 管理方法の種類
- 豚舎構造の種類
- 豚舎の例
- 豚舎の規模、床材の使用量、堆肥舎の規模
- 管理方法
前のページにもどる